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奈良 旅とくらしの玉手箱 フルコト
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■ 二月に修する法会
2012年 02月 11日 |
二月になると、「お水取りやー」と思います。思って、なんとはなしにそわそわ。毎年毎年、そこへお参りする熱心さがあるわけではないのですが。

奈良国立博物館では、「特別陳列 お水取り」が、今日から始まりました。この時期の恒例の展示ですね。そして今年は、もうひとつ、お水取りを学ぶことのできる場所ができています。そう、東大寺総合文化センターです。国博よりひと足早く、7日から特集展示「二月堂修二会」が開催中です。

詳しくは東大寺総合文化センター公式ウェブサイトのこちらに。

1200年以上、ただの一度も欠くことなく続けられている修二会ですが、存続の危機は何度となくあったようです。あったけれど、しのいで、乗り越えていらしたんだなあ。ウェブサイトにこんな一文がありました。抜粋させていただきます。

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最大の危機は寛文7年(1667)の行法中に起きた二月堂の炎上、焼失でした。お堂がなくなり、必要な道具類もほとんど失い、継続困難な状況に陥りました。

 今回の特集展示ではこの炎上時の様子を克明に記録した修中日記、焼け跡から救い出された古い記録や経巻、二月堂再建のための指図(設計図)などを展示します。二月堂の炎上、焼失を目の当たりにした人々の気持ち、行法継続への思いや努力を感じ取っていただければ幸いです。

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今年もたくさんの方が、お水取りに足を運ばれることでしょう。昨年の修二会の期間中である3月11日に起こった東北・東関東の地震や津波、紀伊半島を襲った台風による被害を悼み、平穏をお祈りされるにちがいありません。
そして、練行衆の皆様をはじめ、さまざまなかたちでこの行事を支える方々もまた、特別な思いを持って臨んでおられるのかも知れないと、上記のウェブサイトを読みながら思っています。
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